廃墟の部屋

日曜の朝はテレビ朝日アニメや戦隊ものを見て童心に帰るのを忘れない管理人です。
しかし、仮面ライダーエグゼイドのキャラデザには正直参りました。目がパワーパフガールズじゃないですか!
どうやら私は童心に帰る道の途中で迷ってしまったようです。



さてさて・・・。

ちょっと前の話ですが、とある汚部屋といいますかゴミ屋敷と言われるくらいの状態だった部屋を片付けに行った時の話をしたいと思います。
詳しくは言えませんが、そこは二階と三階に部屋があってそこにとある住人が住み着いており、そこが全く片付けられていない部屋になっていました。
今回、設備に不具合が出たようで、修繕の為にはどうしてもいったん片付けなければならず、そのゴミを撤去処分してほしいとの依頼を受けた形です。
どうせ修繕するなら、と、全体のリフォームも行いということでした。

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そもそも、なぜ普通の部屋が汚部屋といわれるようなゴミがいっぱいの全く片付いていない部屋になっていくのでしょうか?

自分も経験があるのが、ゴミの収集の時間にゴミが出せずごみが部屋にたまっていくという現象です。
なぜゴミが出せないかというと、ゴミの収集時間にゴミが出せないということです。間に合わないんですね。前日から出すような図太い神経でもないんです。
昼夜が逆転したような生活を送っていたり、夜勤の仕事をしていて帰宅がゴミの収集時間の後だったり、単に寝起きが悪くて布団から出るのが億劫だったりするとごみの袋が部屋にたまっていくと思うんです。
芸能人の汚部屋に住む人がいらっしゃるそうですが、それは不規則な生活のせいだと思います。ゴミを出したくても出せなかったりする場合もあると思います。まぁ、24時間いつでもゴミを出せるマンションはありますけどね。
普通ならごみの袋が部屋に増えてきたりした場合に、これはヤバいぞと片付けるのでしょうが、そのままズブズブとぬるま湯に浸かっていくようにどうでもいいような感情が湧いてくるののかもしれません。

後はもう性格の問題でしょうね。
ゴミがあっても平気な性格で、しかも対外的には全く問題ないような性格及び身なりをしていても、汚部屋の住人だったりするから全くそのあたりはわかりません。



私が見た部屋は、衣類がとにかく多かったです。衣類の山の中に全く封を切っていないシャツなどもありました。キッチンもあり料理をしているようでしたが、私にはどのような料理をしているのか全く見当がつかないような感じに映りました。キッチンのシンクも真っ黒だし、どの皿を使っているのかもわからない。瓶に詰めた何か得体のしれないものもたくさんありましたが、ゴミ袋に入れた生ごみのようなものはなかったです。そういえば品のいい古びたワインの瓶もたくさんありました。
ただ、この部屋を特徴づけるものとして大量にあったのはあらゆるジャンルの書籍でした。

底を見た私は何かの「巣」のように思えました。例えばカラスは巣を作るのになにか人工的な自然には存在しないものも利用して巣を作ったりするようですが、そのように感じました。



この部屋の住人は、この建物の親戚か何か血縁関係にあたる60歳はもうすでにオーバーしているという男性でした。
聞くところによると、一度も定職に就いたこともないような人だったらしく、親戚からは、

「おじさんはいいね~、仕事もしないで生活ができて」

などと言われていたようです。
ただ、アルバイトはやっていたように思います。建築現場で使うようなヘルメットや道具なども処分しましたので。

その汚部屋の住人は、この部屋に転がり込んできた、という表現が合うような感じでここに住み着いたようで、居候ということでした。部屋の持ち主もその住人に、なぜだかはわかりませんが強くは言えない様子でしたのでそのまま住み着いたのだと思います。
現代の「引きこもり」や「ニート」と呼ばれる状態の人とは違うなと思ったのは、パソコンがないことです。そのような機器はまったくなかった。その代わりに部屋にあったのは膨大な書籍だというわけです。



その書籍の内容はというと、漫画など娯楽性の高いものはなかったように思います。小説もなかった。あったのは実用的なものとか政治とか経済を解説したものとか思想書とかほんと固い内容のものでした。あと洋書もありましたし、センスの良いデザインの書籍もありました。書籍を見るだけでこの人は頭がいいんだろうなと誰もが容易に思えるくらいの状態でしたね。

「頭がよすぎるのもダメなんだよね~」

と言っていたのはその汚部屋の住人の血縁に当たる人でした。
私が、その書籍の量にびっくりしてすごいな~すごいな~と言っていたら、そのような話をしてくれました。やっぱり頭の出来は良かったようです。
でも、頭がよすぎることとこの汚部屋の状態はどんな関係があるというのでしょうか。



一般の人には難しいと思えるような本を読み、その中の世界で考える物事と、ご飯を食べたり仕事をしたりという現実の世界とはギャップがあると思うんです。頭の中では崇高な理念があるのですが、現実に戻ると俗っぽいことをしなければいけない。読書ばかりして仕事をしていなかったようですから、そのまま年齢を重ね、頭の中の世界の自分と現実の中の自分との差が開くばかりなんじゃなかったのかと。

少し頭の悪い(いい意味でですが)人間ならばある程度欲望に支配されて行動すると思います。あれがおいしいからまた食べたい、あの子がかわいいからまた会いたいとか、欲望に忠実に行動する部分があり、それは実は大切なことなんじゃないかと。
このゴミ部屋の住人のようにあまりにも頭がよすぎてしまったら、その俗っぽさを受け入れられず、書籍の中の理想の自分と現実の世界の自分とのギャップに、そして現実の世界そのものに絶望してしまうんじゃないかなと思いました。

ですのでこの汚部屋の住人も自分に絶望してしまって、その結果このような生活をしているように感じましが、あなたならどう思うでしょうか?



で、これからこの住人はどうしたらこの汚部屋の状態から抜け出せるのかいろいろ考えてみました。全く余計なお世話なんですけどね(笑)
その頭脳で何を考えているのかわかりませんが自分だけの為に使っているのはもったいないので、ぜひブログなどで思うところを書いてみたらどうなんでしょうか。この方はネットの世界とは無縁の方のような感じがしましたので、是非やってみていただきたい。
そこに新たなコミュニケーションも生まれるかもしれませんし、そうすれば彼の中で何か変わってくるものがあるのかもしれませんし。

インターネットってもともとはこのような(私もそうですが)日の当たらない人たちのものであって、企業がお金を稼ぐ道具ではないと思います。

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