化学式はNaHCO3で炭酸水素ナトリウム、重炭酸ナトリウム等の呼び方があります。よく言われるのがベーキングソーダと同じであると。ベーキングソーダには一般的に重曹に酸を加えたものです。なぜ重曹がエコかと申しますと化学的に分解されても水と二酸化炭素を発生するだけだからです。それではその特徴を使用法とともに書いていきますので、日頃のお掃除、生活に参考になれば幸いです。
レンジ周り
重曹は弱アルカリ性(PH8程度)なんですけど水に溶かして暖めてやるとPH10程度まであがります。お鍋のごげつきなどは重曹水を鍋にいれてグツグツ煮てから一晩置いておくと剥がれます。これはこげの中の油と重曹のナトリウムが反応して石けんをつくるからです。五徳や受け皿も軽度ならこのやり方で綺麗になると思います。ただしアルミ鍋には向かないようです。重曹をお湯で溶いたものはキッチンペーパーなどで湿布すると油汚れも落ちます。弱アルカリ性ですので油脂を分解するような強アルカリ洗剤の効果は期待できません。
研磨作用
水に溶けにくい性質があるのでシンクのステンレス、蛇口などの金属磨き(クレンザー)として使うことができます。鉄やステンレスには効果を発揮しますが銅やアルミなどやわらかい金属には使用しないほうがいいです。
脱臭作用
酸→アルカリの中和過程での脱臭ですので酸性の臭いの脱臭です。下駄箱に排水口に生ゴミに冷蔵庫に活用できます。下駄箱にはお茶っ葉といっしょに布などに包んで置く(お茶は酸化しやすいので雑菌から酸素を奪う)排水口には粉を振りかけておいてその後お湯を流す、生ゴミには粉を振りかけておく、冷蔵庫には口のあいたビンなどにいれてそのまま置く、といった感じです。
排水口の掃除
重曹と酢を同量排水口にいれてそこに熱湯をかけます。するとシュワシュワと二酸化炭素が発生しますのでふたをします。30分程度そのまま放置すれば綺麗になってます。
通常の掃除
重曹は水に溶けるとNa+とHCO3- にわかれます。HCO3-イオンが+に帯電している汚れに付着し、汚れのついている側も−に帯電させ、汚れを落とせます。冷蔵庫の中の掃除に使っているお掃除屋さんもいますよ。
以下はお掃除とは関係ないですが参考に。
洗濯に
通常の洗濯石鹸の量を減らし減らした分重曹をいれます。先に重曹をいれて水溶液を作ってから洗剤を入れたほうが効果を最大限に発揮します。もちろんぬるま湯のほうがいいです。このときに酸素系の漂白剤をいれて洗濯すると洗濯屋さんに引けをとらないくらいの白さになるかも?です。すすぎのときにクエン酸でリンスしておくと仕上がりがさらによくなります。重曹でドラムの石けんカスの掃除にもなるし排水口にも効果が期待できますね。
銀製品の掃除
アルミ箔を引いた容器に熱湯に重曹を溶かしたものをいれてその中に銀製品をいれます。すると銀のくすみがとれて綺麗になります。
なぜかというとアルミと銀は起電力の差が大きく重曹は電解質ですので一種の電池を形成するわけです。よって銀の汚れを電気分解して汚れを引き離し、綺麗にするわけです。
入浴剤作りに
市販されている入浴剤「バブ」の主成分は重曹です。重曹とクエン酸を混ぜたものに(中和されてしまうんですけど)好きなアロマをいれてお風呂にいれるとブクブクしてきます。二酸化炭素が発生します。これが血行をよくし新陳代謝を高め体を温める作用があります。
重曹単体で入浴剤として使う人もいるようですがこれだとアルカリ性ですので必要以上に皮膚の水分を奪ってしまうので風呂上りにすぐにクリームなどをつけたほうがいいと思います。健康な人間の皮膚は弱酸性なので。
キレート作用で水がやわらかくまろやかになるそうです。
その他
胃薬の成分にもなっているようです。胃酸過多の場合にすこしなめておけば中和作用でおさまります。一部の動物用のシャンプーの原料になっているようですが人間には向かないと思います。
まだまだあると思うのですがすこしずつ足していこうと思います。なにか情報があったら教えてくださいね。
重曹を購入するときに値段の開きがあってなぜだろうと思ってる方もいるかもしれません。なぜなら重曹には、薬用、食用、工業用と3つのグレードがあるからなんです。
薬用のものは、もっとも基準の厳しいもので、医療に使われています。点滴ややけどの洗浄、胃薬として、患者の体を拭くのにも使われています。
食用の重曹(ベーキングソーダ)は、膨らし粉として、お菓子作り、アク抜き、煮豆するときに使われます。食品添加物としての純度を持ち、薬用に比べて安いです。普段重曹をいろいろなものにつかうならこの基準のものがよいです。
工業用のものは掃除に使うといいと思います。
*参考
化学への質問ありまへんか
化学の質問に親切に答えていただけます。
エコママ倶楽部
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